海外転職を成功させている人の共通点とは?

日本で就職活動をするのと海外でするのとでは、大きく勝手が違うものだと思います。いろいろなホームページやブログでもその考え方の違いについて説明されているかと思います が、アクションの面では何が違うのか説明されていることはあまり多くありません。

結論から言うと、海外で就職をする際には「兎にも角にも、可能な限りたくさんの企業に応募をする」ことが重要です。当然、履歴書を出した方が書類選考を突破できる企業の数は増えますし、面接に呼んでもらえる回数も増えるでしょう。従って、内定をもらえる可能性も高くなります。とても簡単な話ですが、案外これができている人 は少ないです。遠慮や面倒くさいなど、いろいろと理由はあるかと思いますが、今回はそれらの気持ちを払拭する理由を説明していきます。
日本での就職と海外での就職の前提条件は違うので、頭を柔らかくして読んでいってください!

1つでも多くの企業にエントリーをする意義

こちらのブログを読んでいただいている方々は、 タイでの就業に興味のある方だと思います。 今するべきことをイメージできている人はあまり多くないのではないでしょうか。
もし、あなたが強くタイで働きたいと思っているならば、するべきことは1つでも多くの企業にエントリーをすることです。全ての就職活動の基点はエントリーから始まります。エントリーをするという行動をしない限り、100%内定が出ることはありません。逆にエントリーをすること以外に、求職者が積極的に取れる行動はないと言えます。
日本での就職活動の場合、 知り合いの紹介やヘッドハンティングなどもあるかと思います。素晴らしいキャリアの方に多いですが、「待ち」の姿勢でもチャンスが巡ってくることが多いです。しかしタイでの就職活動の場合、 タイの企業から日本にいる求職者へヘッドハンティングのお誘いがある可能性は非常に低いので、あまり期待はできないかと思います。本気で海外就職を希望するのであれば、常に能動的 でいること を意識しチャンスに対してアプローチをし続けことを忘れないでください。

求人内容は変化する!?

すでにタイの求人票を見ている方からは、「積極的にエントリーしようと思っているが、業務内容or希望給与がマッチせず、エントリーできる案件がない」という相談を良くいただきます。そんな場合でも、気にせずにどんどんエントリーしてしまってください。業務内容や待遇に関しては、面接後に変更になる可能性は充分にあります。採用担当者の方も優秀な方であれば、求人票以上の給与を払ってでも採用したいでしょうし、ポテンシャルを感じればたとえ未経験でも教育していただけるでしょう。

ここで具代的な事例をお話します。昨年あったことですが、 IT技術者のポジションで上限7万バーツと言われていましたが、最終的には11万バーツで内定が出たことがあります。他にも「営業経験2年以上」が必須要件でしたが、営業経験のない方に内定が出た事例もあります。事例を挙げ始めるときりがないくらい、たくさんの例があります。
不思議に思われるかもしれませんが、採用担当の方の立場から考えると納得のいくことが多いです。日本と違い、1社あたりの日本人の人数には限りがあります。日本と比べ、タイでは補充に関しては非常に問題になりやすいです。簡単に説明すると、100人日本人がいる会社で1人が辞めても、業務に支障が出る範囲は1%ですが、4人の会社で1人が辞めると25%の支障が出ます。つまり、採用担当としては、採用に時間をかけられないという制約があるのです。それが、給与レベルの高い方やポテンシャルのある方であれば、採用をするという方針となります。
先月あったケースですが、デザイナーを探していらっしゃる企業がありました。デザイナーを紹介させていただいたのですが、企業はその方のマネジメントの経験に目をつけ、その方はデザイナーではなくトップマネジメントの役職で内定をもらいました。タイでは、予想もしていないポジションで内定が出る可能性も多々あります。

結論として、求人内容は変化するので臆することなくエントリーしてください。少しマッチしないくらいは良くあることです。アデコではエントリーできない案件は紹介しないので、案件の紹介があった場合は自信を持ってエントリーしていただけます。過去の事例や経験を元にチャンスのある案件しか紹介しないので、安心してエントリーしてもらえればと思います。

①情報収集のため、市場価値を高めるため

タイでの就職活動を開始するため、みなさん情報収集をされたのではないでしょうか。充分な情報は集まりましたか?これからタイで生活をする方々にとって、充分と言える程の情報は見つからなかったのではないでしょうか。もちろん、アデコのコンサルタントに相談いただくのも一つですが、もっと質の高い情報収集ができる方法をお伝えします。
情報収集をする際に、実際にタイで住んでいる方のお話を聞けることほど有益なことはありません。つまり私が言いたいことは、面接を受けることが最も有益な情報収集ということです。面接官を通したタイのことも知れますし、自分自身の市場価値の確認にもなります。
あまり志望度合いが高くない場合でも、エントリーし、面接のチャンスがあれば、挑戦だけはしてしまいましょう。あまり志望度合いが高くない企業での内定は無意味かというとそういう訳ではありません。
仮にあなたが内定の給与条件に関して、企業と交渉したいと思った場合、何を基準に交渉をしますか?日本であればまだしも、タイではあなたの市場価値を推し量りにくいことはまちがいありませんし、材料がなくては交渉ができません。この際、交渉材料になるのは「他社」からの内定です。「インターネットで○○バーツが一般的と書かれているので・・・」よりも、「他の会社より○○バーツが内定が出ているので、交渉をさせて欲しい」というほうが、採用担当者も納得していもらえるのではないでしょうか。

②面接の練習をするため

当たり前の話ですが、タイと日本での就職活動では聞かれる質問も違います。そもそも、面接官は営業やエンジニアという立場で駐在員として来ている方々で、人事出身ではないことが多いです。また、面接官が 直属の上司になることが多いため、日本で面接を行う時よりも、具体的な話になることが多い ようです。タイでは、就業を希望する理由を深く聞かれたり、日本ではされないような質問を多く聞かれたりします。いざ、第一希望の会社の面接が入ったときに慌てないためにも、できるだけたくさんの場数を踏んでいきましょう。

③よい会社を見つけるため

転職をする際に、悪い会社に入りたいと思う人はいないと思います。良い会社・悪い会社の定義は人それぞれですが、誰でも良い上司 の下で仕事をしたいと思うものです。前述した通り、タイ就職での面接官は、 候補者の上司になることが多いです。日本と違い、最初から自分の上司になる人と面接ができる可能性が高いので、面接は良い会社かどうかを見極められる機会になります。
また、前述した通り、求職者に応じてポジションや業務内容が変わることもあるので、求人票だけでは良い会社かどうか見極めることは難しいかと思います。自分に合った会社かどうかは、面接に行ってみないことにはわかりません。仕事探しで大事なことは誰と働くかです。もしかすると、自分では気付かないポテンシャルに気付いて成長させてくれる上司と出会えるかも知れません。
過去に実際にあった例ですと、面接官の方から別の会社を紹介してもらい、別の会社の方で内定をもらったということもありました。インターネットや求人票といったものに捉われずに、自分の目で確かめてみることの重要性を再認識させられます。

志望度合いが高くない企業の面接を受けることは失礼ではない

みなさんが日本で就職活動をしていて、企業にエントリーをするかどうか決める時、インターネットなどで調査をし、充分志望度合いが高い会社のみにエントリーしているかと思います。志望度合いが低いのにエントリーをすることを失礼だと考える人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ただ、タイでの就職活動となってくると、その考え方を一度見直しみる必要があります。
そもそも、タイでは情報が手に入りにくいため、入念な調査をすることができないケースが多くあります。日本では企業ホームページがあり、そこで働いている人が書き込んだ掲示板があったりと、様々な情報が手に入ります。しかし、タイでは企業ホームページがないことも…。
タイでは、まだまだ日本ほど情報が飛び交っている訳ではありませんので、情報を得ようと思えば、実際に行動をして知ることが重要となります。面接を受けて、そこで必要な情報を得た上で、ご自身にとっての志望度合いが決めていただきたいと思います。つまり、日本では、志望度合いが高い→エントリーの順番ですが、タイでは面接→志望度合いを考えるという逆に順番になります。
採用担当者の方も充分な情報がないことは承知ですので、候補者に対して面接時には多くのことを期待していません。また、 1次面接は企業説明会と同じような位置づけと考えていますので、面接後辞退があっても失礼だとは考えていらっしゃいません。
もちろん、何も知らなくてもいいという訳ではありませんが、「まずは1次面接を受けて、どんな会社か調べてやろう」という考え方で間違いはありません。私の経験上、勝手な思い込みでエントリーをせず、チャンスを逃している方が非常に多いように思えいます。面接を受けてみて良い発見があることが多いですし、思ったとおり悪い会社だった場合は、その後の選考は辞退してしまえばいいと思います。辞退の連絡はアデコにお任せいただけますので、ご安心ください。

タイでの就職活動で重要なことは、「まずはやってみる」ということです。海外就職という未知なる道へ挑戦していますから、わからないことはあって当然だと思います。わからないことをわかるようにするためには、行動をし自分で情報を得るしかないと思います。就職活動においては、「兎にも角にも、可能な限りたくさんの企業に応募をする」ことが重要です。
「きっと無駄になるだろう」や、「相手にとって失礼だから・・・」と、やらない理由を探すことは案外簡単にできてしまいます。しかし、同時にやってみる理由もたくさんあります。前向きな理由を見つけて、内定獲得のため一歩を踏み出しましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

多田 大樹

立命館大学を卒業後、人材紹介サービス業にて7年間携わる。人材紹介サービスの他、企業向けのコンサルティングサービスを提供。 アメリカに留学するレベルでASEANの政治経済が好き。多くの方に政治経済のおもしろさを知ってもらいたいと思い、身近なお話や、就職活動に役立つ記事を担当しています。 面接時に役に立つ雑学から、グローバル人材として必ず知っておいて欲しい情報をわかりやすくお伝えいたします!! でも、得意教科は理系です。