カンチャナブリーで自然に癒される 麗しのエラワンの滝|レジャー


Posted on Oct 14, 2016



タイといえば綺麗なビーチのイメージをお持ちの方も多いと思いますが、それに勝るとも劣らない美しい滝がカンチャナブリー近郊にあります。青々と茂る熱帯の植物や鍾乳石の地表、そしてエメラルド色の水、天然のドクターフィッシュ、、この場所では大自然を満喫しながら山を登り7つの滝を巡ることが出来ます。タイで一番美しい滝といわれるこのエラワンの滝で日頃の疲れを癒しエネルギーをチャージしてみてはいかがでしょうか。

基本情報


エラワン国立公園
場所:Tha Kradan Si Sawat, Kanchanaburi 71250
営業時間:8時半から16時半まで/無休
入場料: 子ども:200THB 大人:300THB
(ワークパーミットやタイの運転免許証を見せると値引きしてもらえることもあるようです)

 

エラワン国立公園への行きかた


実はエラワンの滝はカンチャナブリー市内より北に約70kmとなかなか遠い場所に位置しています。滝への一番リーズナブルで時間が読める交通手段はバスです。カンチャナブリーバスターミナルよりエラワン行きの公共のバスが出ています。50THBでチケットを買って乗り込みます。人数が少ないと人が集まるまで出発しない、また人が多すぎても席が無くなって床に座らされることがあるようなので注意してください。大体出発の10分前までに車内に座っておくと良いと思います。



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正面入り口向かって左手前がエラワン行き



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レトロでかわいいバス


バスの中にはエアコンはないのですが、窓を開けておけば風が吹いてくるので暑いということはありませんでした。1時間半ほどバスにゆられて国立公園へ向かいます。国立公園に到着すると職員さんがバスに乗り込んできて入園料を回収されます。外国人価格で300THBでした。その後滝への登り口であるインフォメーションセンター前で降ろしてもらえます。


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職員のおにいさん


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値段以上の価値はあります


公共のバスを使わない場合はバスターミナルよりソンテウ(乗り合いのピックアップ車)でも1000THB程度で往復してくれます。交渉してみてください。またエラワン国立公園行きのツアーも多数あるのでネットで前もって予約しておくか、現地のツアーエージェントで前日までに申し込みをして下さい。ホテルごとに契約のエージェントがある場合も多いので、従業員さんに聞いてみるとよいと思います。

 

 

エラワンに着いたら


たくさんの売店が並んでいます。水着やサンダル、下着、タオルなどはこちらで購入することが可能です。食べ物もこのあたりで食べておくといいかもしれません。


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いざ滝巡り!


インフォメーションセンター向かって左の入り口より、全長約2kmの道のりが始まります。一番上に辿り着くまでには7つ滝があり、これを巡りながら山を登っていきます。石灰岩質の山地にある滝はそれぞれ水の色が違います。やはり一番上にある滝が一番綺麗だという事前情報を得ていたのでそれを楽しみに頂上を目指します。準備体操をしっかりして、いざ山登りのはじまり!


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登り口


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はじめだけアスファルト舗装
 

 

 

所要時間の目安


登り およそ1時間半
下り およそ1時間

 

 

Level.1


歩き始めて500メートル程度ですぐに初めの滝に到着します。登れば登るほどに滝は綺麗になっていくという話を聞いていたのですが、この初めの滝であっても水は透き通って魚がたくさん泳いでいました。山登りをせずこのあたりであっても十分に楽しむことが出来ます。小さいお子様のいらっしゃるご家族はこのあたりで水遊びをされると良いかもしれません。

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周囲には食べ物を売っているお店やお手洗いもある



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ゴミ箱も置いてある
 

 

 

Level.2


一本目(滝の単位は本だそうです。)の滝を過ぎて緩やかな道を進みます。1000m地点がこのあたりにあるのですが、このあたりより傾斜がきつくなり体力を奪われてきます。一本目、二本目の滝の周りではピクニックをする家族連れも多く見られました。これ以降はお手洗いや着替える場所は用意されていないので、注意してください。

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二本目の滝を過ぎて少し歩いたところに食品の預かり所があります。ごみを持ち帰ってもらい自然を守るための取り組みで、自己申告制ですがこれより上に食品を持って入ることが出来ません。またペットボトルの飲み物を持って行きたい場合はノートに名前を書いてデポジットを一本につき20THB払います。デポジットは帰りにまた同じ場所で返してもらうことが出来ます。ご飯を食べてから登られたい方はこの場所に着くまでにお腹は満たしておいた方が良いでしょう。


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Level.3


二本目の滝を過ぎると少しずつ人が減ってきます。言わずもがなですがどの滝も美しいです。

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まだ余裕、、、

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トトロがいそう

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Level.4


足元がぬかるんで歩きにくくなってきました。滑らないように注意しつつ先へ向かいます。道には木の根も広がっており、足をとられます。この先も長いので、熱中症で体調を崩しそうな方やかなり疲労感が溜まってきた方はこのあたりで引き返された方が良いかもしれません。

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ため息もの、、、

 

 

Level.5


四本目の滝を過ぎると一気に岩場が増え、両手を使いながらでないと先に進むのが困難になってきます。尖って怪我をしそうな岩や丸く足の滑る岩に注意しながら先を目指します。小学生程度のお子様と一緒に登られる際には5本目の滝を最終地点にするのがおすすめです。また4本目の滝より先は午後3時半以降立ち入り禁止になっていますのでご注意下さい。

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ここはもののけ姫みたい

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Level.6


急な階段や岩場を力ずくで進みます。滝が近く地面は濡れていて滑りやすいことが多いので注意します。このあたりまで来ると人がかなり減ります。植物もよりワイルドになってきて、いささかジュラシックパークのような風景が広がっています。木製の階段もあるのですが、滑りやすいのでご用心。わたしたちが行ったときには階段の修理をしていました、、、。六本目まで来れれば七本目の滝は目と鼻の先です。

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Level.7


最終目的地、7本目の滝です。ここまで登ってきた人にしか楽しむことの出来ない美しい風景が広がっています。鍾乳石が段々とつらなり、そこに水が流れています。山を登れば登るほどに岩肌も水も白さが増していましたが、最後の滝の周囲の水は真っ白。光を浴びてエメラルドに輝いていました。ブログではこの美しさを伝えきることが出来ませんので、ぜひご自身の目で確かめに現地を訪れてみることをおすすめします。

そしてここに住む魚は積極的に人に近づいてきて角質を食べてくれます。なんでも天然のドクターフィッシュ ガラルファが生息しているのだそう。しかしよく見かけるドクターフィッシュよりかなりサイズが大きいのでつっつかれると少し痛いです(笑)

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目的地に辿り着いてすっかり気を抜いてはしゃいだ後には山下りが待っています。怪我をしないように周りの人と声を掛け合い気をつけて下ってくださいね。わたしたちも足を滑らせたりこけたり、多少のハプニングはあったものの無事に下ることが出来ました。午後から山登りを始められる方は、公園の開放時間が4時半まで、そして最終バスの時間が5時ですのでゆめゆめお忘れなきようご注意下さい。

 

 

下ってきたあとは


インフォメーションセンターの横のお手洗いにシャワーが併設されています。水シャワーではありますが汚れを落とすことが出来ます。


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帰りの交通手段ですが、エラワン国立公園内でソンテウやタクシーを捕まえることは難しいので公共バスでカンチャナブリーを目指します。料金後払いなので席がなくならないうちに座って待っておくとよさそうです。

 

 

エラワンへ行きたい人への注意事項

 

 

日帰り旅行をご検討の方へ


バンコクからバスでカンチャナブリー、そしてエラワン国立公園へ向かうのは少なく見積もっても5時間程度かかります。7、8時ごろバンコクを出発すれば正午ごろにエラワンに到着することが可能ですが、移動や山登りに相当体力を使いますので体力に自信がある方のみご検討下さい。主観ではありますが、ベストコンディションでエラワンの滝を楽しむにはカンチャナブリーに一泊して朝からエラワンに向かわれるのがベターだと思います。

 

 

一番上の滝まで行きたい人へ


・3時半以降の登山は禁止されているので2時ごろまでには登り始めると良い
・Level3以降食べ物は持って入れないのであらかじめお腹を満たしておく
・手が空くかばん(リュックがベスト)で荷物は最小限にする
・万が一水に落としても大丈夫なように電子機器は保護しておく、写真を撮りたければ防水カメラか携帯用の防水バッグがあると良い
・足元の悪い道を登っていかなければいけないのでトレッキングシューズなどの滑りにくい靴を履くと良い、最悪でもスニーカーでないと危険(そして汚れることを覚悟しておくこと)
・水着の上にぬれてもいい服を着ておく
・岩や木での怪我や、虫さされ防止にロングパンツがおすすめ
・熱中症にならないよう水分補給をお忘れなきよう
・水遊びで体力を消耗しすぎず下りに向けて残しておく、そして気を抜かない

 

 

もって行くべきもの


・水着
・サンダル
・トレッキングシューズ(なければスニーカー)
・タオル(汗拭き、シャワー後用)
・着替え
・ボディソープなど

 

 

服装


安全性を考慮して、水着の上に長袖長ズボンの乾きやすい服を着てトレッキングシューズを履くことを推奨します。水遊びをしたあとは登ってくるときに着てきた服を再度着て、山を下ってからシャワーを浴びて着替えるのが良いと思います。

(半袖ハーフパンツにビーチサンダルや裸足で山登りをする現地の人も多く見られましたが、危なっかしくてひやひやしました。またわたしは今回軽い服装で訪れたのですが、思っていたよりも気合を入れて登らないといけない山だったので準備をしておくべきだったと後悔しました。)

 

 

ベストシーズン


雨季である6ー10月が、水が豊かで綺麗だと思います。乾季には周囲の滝で水が枯れてしまうこともあるそうです。お出かけされる前にはInstagramやFacebookなどのSNSで#Erawan waterfallなどと検索して、訪れている人の写真から滝の状況を見てみると良いかもしれません。

 

 

バスの時刻表


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タイにいるなら、一度は訪れるべき場所


山登りはなかなか大変でしたが、滝がたくさんあるので楽しみながら登ることが出来ました。美しい自然に癒され、活力をもらえる場所ですので、是非お時間があるときにしっかりと準備をして訪れてみてください。

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