追悼ムードのタイ アユタヤはどうなってるの?旅行/観光して大丈夫?|レジャー


Posted on Oct 28, 2016



プミポン国王の御崩御を受けてタイ全土が喪に服しています。こうした状況を考慮して、タイへのご旅行をキャンセルされた方、また検討されている方も多いのではないでしょうか。そんな中、10月23日にバンコク近郊の観光地であるアユタヤを訪れましたのでその状況をシェアさせて頂きます。

無料開放中のアユタヤはいつもと変わらない


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アユタヤには数多くの遺跡があり、古都アユタヤという名前でユネスコの世界遺産に登録されています。普段は入場料として50THB程度かかる遺跡が多いのですが訪れた際には「No Entrance Fee」として全ての遺跡が無料開放されていました。これは近頃の追悼ムードや治安を懸念して外国人観光客が減少していることへの対処として行われているそうです。タイはGDPの1割を観光客が落としている国なので、国としても観光客に経済活動をやめて欲しくないことがわかります。この取り組みは2017年の1月30日まで継続されます。遺跡は無料開放されているのにも関わらず、中にはチケット代も込みで案内しますといってぼったくっているソンテウ(小型トラックの荷台を改造した乗り物)やタクシーもありましたのでご注意ください。

 

配慮は必要だけど観光には問題なし


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わたしの主観ではありますが、アユタヤには普段と変わらず観光客がおり、いつもと変わらない時間が流れているように見えました。いつもと違うところといえば、観光客の人数が少し減っている点と、お土産やさんを運営するタイの人たちが黒い服を着ている点でしょうか。また寺院の中に追悼会場や署名台が設けられている場所がいくつかありました。アユタヤは観光地なので外国人がいると観光客だとみなされますが、国王に敬意を示して黒い服や喪章をつけておくと良いと思います。不謹慎だと思われるような行動をせず、普通に観光をするのであれば何も問題はありません。どのような過ごし方が相応しいか、タイ国政府観光庁が記事を掲載していましたので内容を引用いたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 多くのタイ国民は弔意を表すため、黒または白の衣服を着用しています。これは強制ではありませんが、可能であれば外出時には暗めの色の礼節をもった衣服をお召しになる事をお勧めします。


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  • 不謹慎な言動や行動はご遠慮下さい。


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  • 政府は娯楽施設に対し、演奏やパフォーマンスなどのイベント自粛について協力を求めました。


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  •  MICE(企業等の会議、研修旅行(インセンティブ旅行)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議、展示会・見本市、イベント)や結婚式を含む伝統・宗教・文化に関連した主なイベントは通常通り行われています。但し、お祝い事はプミポン・アドゥンヤデート国王陛下を偲ぶのに相応しい内容に変更される可能性があります。


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  •  会議・レセプションなどの屋内で行われる行事は、通常通りの開催です。


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  • 観光アトラクションは通常通りですが、国葬の会場であるワット・プラケーオ(エメラルド寺院)及び王宮は入場観光ができません。また、全ての交通機関、銀行、商業施設、病院、その他の公共サービスは通常通りご利用いただけます。


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  • 旅行中及び旅行を計画している全ての方に対し、旅行会社や現地報道による定期的な最新情報の収集・確認をお勧めします。


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  • 現在、多くのタイ国民が弔意を表すため他県からバンコクを訪問しています。これに伴い、
    市内の特定地域で渋滞や混雑を引き起こす可能性があります。タイを訪問中及び訪問予定の方は、道路閉鎖や遅延について現地メディアの情報収集に努めてください。


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  • 全てのタイ国民とタイを訪問する皆様の安全を第一に尽力して参ります。


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更新情報:プミポン・アドゥンヤデート国王陛下服喪期間中にタイをご訪問される皆さまへ(10月18日現在) タイ国政府観光庁

また、以下のような記事を参考にされると良いと思います。
Note to visitors: Dos and don’ts during the mourning period in Thailand、Time Out Bangkok

アユタヤは以前と変わらず穏やかな雰囲気でしたが、お越しの際にはタイ国民の心情に配慮しながら過ごされると良いと思います。皆様のご旅行が良いものになりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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