あなたは答えられますか?世界最大の企業とは?│タイ政治経済


Posted on Dec 23, 2016



みなさん、こんにちは。
アメリカの経済紙であるフォーチュンでは、毎年1回企業の総収入を元にランキングをつける「フォーチュン グローバル500」というものを発表します。
今回の記事はその内容を少し、かいつまんでいきたいと思います。

Q.皆さんは、世界最大の総収入を誇る大企業の名前を答えられますか?

正解はウォールマートです。日本では少し馴染みのない会社名かも知れませんがアメリカでは誰もが知っている小売のお店です。つまりは、ダイエーのようなスーパーマーケットです。
安い商品を大量に売ることによって売り上げ・利益を稼ぐビジネスモデルを運用しています。
グローバルに活躍する皆さんには、是非、覚えておいていただきたい社名ではあります。

ちなみに、日本の会社は50社もランクインしています。トヨタを始めとする大手自動車企業、日本郵政、日立、ソフトバンクなどが100位以内にランクインしていますね。

非常に面白いリストなので、時間がある時に目を通して見てください。
聞いたことのある会社もあれば、聞いたことのない会社もたくさんあると思います。思いもしない発見に出会えるかも知れません。
国別や業界別に検索をすることも可能です。
リンクはこちらです。フォーチュングローバル500はこちら

ASEANの中の大手企業を探せ


成長著しいASEAN諸国ですが、ASEANに本社を置く大手企業で知っている会社はありますか?
今回は、世界ではなく、成長著しいASEAN諸国に絞って「フォーチュン グローバル500」を見ていきたいと思います。


シンガポールの企業が3社、その他マレーシア・タイ・インドシアの石油関連企業がそれぞれ1社ずつランクインしています。
皆さんの知っている企業はありましたか?

シンガポールの3社は聞いたことがなかったのでwikipediaで調べたところ、日本語のページがないくらいマイナーな会社でした。日本語以外では多くの言語で説明があったので、日本では知名度のない会社のようです。
日本のガラパゴスをこんなところで感じてしまいますね。

59位のTrafigura Groupですが、Microsoftよりも売上高があるくらい大きな会社です。世界に出て恥を書かないためにも、勉強すべきことがたくさんあると感じました。

シンガポールの企業を除いたマレーシア・タイ・インドネシアの3社は全て石油系で国の資本が入っている半国営企業です。民間の企業でグローバル500にランクインしている会社がないことを見ると、まだまだシンガポールとの差は大きいです。

 

ASEANの企業が大きくない理由


グローバル 500を見ていると、500にランクインしている企業数が多い国は全て内需が大きい国ばかりということがわかります。トップにランクインしている企業の多くが、BtoCのビジネスを展開しており、個人に対してのモノを販売している企業が多いです。

モノを販売していく上で重要なことは、販売網と購買力です。
購買力に関しては、この10年間でASEAN諸国の多くが力をつけてきて、まだ日本の半分にも満たない国も多いですが、日本に追いつきつつあります。

最もASEANの成長が引き続き期待されている理由としてあげられることは販売網です。
ASEANというマーケットが一つになることによって、EUにも匹敵する規模のマーケットが生まれることになります。更に東には中国があり、西にはインドがあります。
(ASEANの成長戦略については、RCEPで解説しているので見てください。)[kanren postid="6436"]
購買力が上がり、力をつけるだけでも十分な成長力を見せているASEANですが、今後更に販売網まで拡充されるとなると、さらなる飛躍が期待されますね。

 

 

アデコもランクインしています


人材会社の中では、唯一アデコもフォーチュン グローバル500にランクインされています。規模としてはマクドナルドとだいたい同じくらいの大きさとなります。
本社がスイスにあるので、日本では少し知名度が劣りますが、これを機に覚えてもらえればと思います。

グローバルに一歩踏み出したい方は、是非アデコまでご相談くださいね。
では、また来週!!

 

 

 

 

 

 


 


「グローバルものさし」は、ASEAN就職を有利に進めていただくため、感覚的な説明ではなく、データなどの根拠をもとに、ASEANの本当の姿を見ていただくため執筆しています。

ASEANの成長戦略・経済・政治など、役に立つ情報を発信しています。
毎週 木曜日に更新しておりますので、是非、ご一読頂けますと幸いです。

 

 


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