ベトナムの雇用・就職事情│タイ就職ノウハウ
ベトナムの経済は中国の経済的な先行き不安の影響から、日本を始め海外からの投資が急速に増え順調に成長しています。中でも製造系・物流関連の投資が活発で、今後も自動車業界や電機業界などの製造業やそれらの部品を輸送する形で、物流業界がベトナム経済をけん引し力強く伸びていくと予想されます。
日系企業からの投資も多く、日本人向けのサービスが他国と比べて広く展開されています。たくさんの高級電化製品やブランド品を街中で多く見られ、若者がいたる所で携帯電話でインターネットやSNSを楽しむ光景などからも、ベトナムの経済が成長している様子を伺い知ることが出来ます。
今回はそんなベトナムの雇用・就職事情を詳しくお教えいたします。
日本人に対して募集の多い業種・職種
アデコに日本人向けの求人依頼をされる企業の多くは日系企業です。またアデコでは、スタッフレベルからエグゼクティブレベルのポジションを取り扱っております。
主な業種
製造業(自動車関連、電機機器関連等)、総合商社、専門商社、IT・ソフト開発関連、事務機器販売会社、リース会社、ゼネコン、旅行代理店等
主な職種
男性: 営業、生産管理、品質管理、工場管理、金型技術者、IT関連他、管理職等
女性: 営業、秘書、営業事務、貿易アシスタント、総務事務、カスタマーサービス等
企業が求める人材の傾向
多くの企業は現地採用日本人を採用する際、海外での職務経験より日本でのしっかりした実務経験ををお持ちの方を好まれる傾向があります。なぜなら日系企業は、きめ細かくきっちりと仕事をこなしていく、いわゆる日本人らしい仕事の進め方を好むからです。
一方、実務経験が少ない方であっても、ベトナム人との協調性がありそうな方などをポテンシャル採用する可能性も多くあります。ベトナムは成長段階にありますので、活力のある若手を必要としている企業が多いです。
言語について
やはり最低限の英語でのコミュニケーション能力が必要になってくるでしょう。逆にベトナム語を要件とされている企業はあまり多くはありません。アデコの求人には語学不問の案件もございますので、コンサルタントまでお問い合わせ下さい。
一般的にハノイ・ホーチミンでの仕事は、英語が求められることが多く、郊外にある工場での仕事については、簡単なベトナム語が求められる傾向があります。
ただ、語学については、簡単に考えていることが伝えられる程度で十分と言えます。ベトナム人にとっても英語は外国語ですから、難しい言葉を使うよりも、シンプルな言い回しでしっかりと意思疎通を取ることの方が重要と言えるでしょう。
雇用形態について
日本人がベトナムで就職する場合は、「派遣社員」ではなく基本的に「正社員」もしくは「長期契約社員」での採用になります。
また、稀に日本の本社を通して採用されるケースはありますが、殆どの場合は、「現地採用スタッフ」として採用されます。給料の契約はUSDで行われ、実際はその額を現地通貨(ドン )に両替して支払われることが多いです。その際のレートについても契約時に決められ、多くの企業が年間を通して変わらない形式を採っています。
勤務体系について
一日の実働時間は8時間の会社がほとんどで、市内の会社は土日ともに休み(もしくは月1回の土曜日出勤)の会社が増えてきています。工場での仕事の場合、土曜日勤務(隔週含む)の会社が多い傾向があります。
特に工場での勤務は、午前8時または8時半から始まる場合が多く、市内から通勤する場合は早朝に自宅を出る必要があります。
給与について
給料は原則として毎月1回、現地通貨で銀行振込にて支払われます。給料の相場は日本と比較すると低くなりますが、ベトナムと日本の物価は大きく異なり、生活費などは日本よりもかなり低いので暮らしやすくなっています。
日本人の給料(月給)相場・事務/秘書: 1,000 ~ 2,000ドル
・営業/生産管理: 1,300 ~ 2,500ドル
・マネージャークラス: 2,500 ~ 3,000ドル
・トップマネージメントクラス: 3,000 ドル以上
ボーナス
会社の規模や業績によって異なりますが、年に1回、0~2ヶ月位が平均です。
手当て
住宅手当は給与に含まれていることが多いです。その他、通勤手当など支給されることもあるので、内定時にしっかり確認をしましょう。
ビザ・就労許可証
会社によっては、全額負担してくれる場合もありますが、本人が負担するケースが多いです。ただし、入社後のビザ更新等に関しては会社が負担する場合もあります。就労許可証については、企業が負担してくれる場合が多いです。
ビザ取得の際にベトナム国内にいらっしゃる場合は、一度国外に出てビザを取得する必要があります。その場合の渡航費に関しては、個人負担であることが多いです。内定時に会社に確認をしてみましょう。
タイ・ベトナムに就職する際はぜひアデコへ!!
まだまだ、バンコクと比較すると発展が遅れているベトナムですが、数年以内にはホーチミンにも鉄道が通ることになっています。人口も多く、今後の発展にも期待できる国です。
タイだけではなく、是非、ベトナムにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
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