【就職・転職活動中の方必見】タイで求められている語学力と給与水準│タイ就職ノウハウ


Posted on Jan 6, 2017



明けましておめでとうございます!
本年もアデコをよろしくお願い致します。

今回は前回の統計記事の続きになります。候補者の方とお話をさせていただくとよく言われることは「タイ語ができないのですが、就職をすることができるか」や「タイで働いたことがないから、どれくらい給料が欲しいか聞かれてもわからない」などの質問です。

今回は語学力と給与に関しての統計を取らせていただきました。「今のタイ就職」の現実をご覧いただき、皆さんのタイ就職に活かしてください。

語学力ー英語ができればタイ就職の可能性は広がる!?


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この統計で特筆すべきは「英語ができた場合」の求人数です。
コミュニケーションレベルでも50%以上、ビジネスレベルの英語力がある場合に関しては全体の70%以上が語学的にはチャレンジ可能な求人数となります。

タイで就職を今後考えており、今後語学の勉強をして転職活動に挑む場合、「タイ語をはじめから勉強するよりも、英語の語学力を向上する」ほうが応募できる求人数が増えるということになります。今後の人生プさらに皆様がタイ就職で心配されている「タイ語はできたほうがいいのか」という疑問に関してもこの統計が答えを出しているのではないでしょうか。タイ語がもしできた場合ビジネスレベルであっても30%程度しか応募できないことになります。
何かしらの理由でタイに永住することを決めている場合以外は英語を勉強する方が無難でしょう。
もちろんタイ語を話せる日本人の数は多いわけではないので仕事の決まりやすさで言えばタイ語ができる方が有利かも知れません。企業側からしても長く会社にいる人間を必要としていますので、「タイ語を話せる」というのはタイでの現地採用において好感触に感じられるという高い利点になり得るでしょう。

自分の語学レベルでお悩みの方は、以下を参考にしてください。
コミュニケーションレベル→日常生活で伝えたいことが、つまりながらでも伝えられる。
ビジネスレベル→専門用語は別として、スムーズに伝えることができる。

英語に関しては、タイ人の方も第2言語として話しますので、
高いレベルを期待されることはないです。
考えていることを順序だてて、説明できるくらい話せれば、ビジネスレベルだと言ってしまいましょう。
語学不問の求人であっても約20%あり、誰でもチャレンジできる土壌があります。しかし、無条件に喜んでいられないのが今のタイ就職事情でもあります。
バンコクは日本人が生活しやすい都市ランキングで、常にトップレベルにある都市ですので、とても競争率が高いです。語学不問でエントリーできる求人はあっても、ライバルが多く、書類選考や面接でがんばらないと、不採用になる確率も高いということです。
少しでも英語力をアップさせることは、内定獲得に近づきますので、時間がある方はすぐに勉強に取り組んでください。
もう、あまり時間がないという方は、コンサルタントまで御相談ください。語学力以外の武器を最大限に引き出すお手伝いをさせていただきます。

 

給与について−5万から8万バーツが一般的な給与水準か!?


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こちらの統計は企業から案件をいただいた時の希望給与を参考に作成しております。あくまで参考程度にしていただければ幸いです。

タイ国内において外国人が雇用される場合、タイ人の雇用を守るため国籍別に最低賃金が設定されています。日本人は最低額が5万バーツだと考えていらっしゃる方は多いですが、これは正しくない認識ですので、詳細はコンサルタントに確認をしてください。また、最低賃金が5万バーツなので、5万バーツで生活ができる訳がないと考えていらっしゃる方も多いですが、日本の最低賃金とは性質が異なりますので、誤解をしないように注意してください。
タイにおける外国人の賃金は、タイ人の雇用を守るためとても高い水準に設定されています。生活するだけなら、2~3万バーツもあれば生活できますが、それだとタイ人の仕事まで日本人をすることになり、バンコクは失業者で溢れかえってしまうことになります。
生活すれすれで外国人を働かせて、社会のお世話になることも避けたいので、タイ政府としては、「充分な給与があり、自活できる日本人」に限定するために、外国人の最低給与を設定しております。

統計上では5万バーツから7万バーツの求人が50%以上を占める結果となりました。これら多くの募集がスタッフレベルの求人募集となっています。タイの新卒の平均は約18,000バーツ程度ということを考えると、5万バーツの日本人を採用するということはたとえスタッフレベルであったとしても、企業側からすれば高い賃金を払って雇用しているため非常に高い期待を掛けられているということが伺えます。
このことを理解した上でタイ就職に挑むことは面接などで重要になってくるでしょう。もちろんスタッフレベルでも6万バーツや7万バーツなど高い給与の求人募集もあります。しかし高い給与を期待された場合、高いパフォーマンスを期待されるなど企業からの要求も高いものとなります。
タイであったとしても「高い給与で残業もない」という夢のような求人は当然ありません。自分の就職活動において何が優先的に考えるべきかを判断してから就職活動に挑みましょう。

一方で高額案件については、11万バーツ以上の求人はの割合はとても少ないことがわかります。マネージャーやシニアマネージャーといったマネジメント職の募集が全体的に少なくなってきており、それに伴い高額案件も少なくなってきております。
高い賃金の募集は競争率も高いので、1つのスキル(英語・タイ語が話せる・営業経験が長い)では採用に至ることは難しくなっており、少なくとも2つ以上自身のあるスキルを身につけておくことが重要になるでしょう。

 

 

タイ就職の現状を理解することの大切さ


2回にわたって求人情報を統計にとってきましたがいかがでしたでしょうか?
統計はあくまで参考ではありますが、採用企業に取って日本人雇用は非常に期待値の高いものとなっています。
高い競争を勝ち上がるためには、最低限の語学力と日本の商習慣に対する知識が必要となります。加えてタイ語を習得しようとしたりするなどのタイ就職に対しての熱意があればタイでの就職活動の成功確率はグンと上がるでしょう。

転職活動は予想と異なることが多いです。
テレビやマスコミでは、タイでの就職は簡単にできるかのように吹聴されていて、事前の準備なしで、当たって砕けてしまっている人が多くいらっしゃいます。正しい認識を持って、タイ就職に取り組んでいただけるようお手伝いをさせていただきます。
困ったことがあれば、アデコのコンサルタントにご相談ください。

ページ右上の無料転職相談フォームからお気軽にお問い合わせください。

 


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