コンサルタントインタビュー#2 世界で一番住みやすい国、タイ |前田健太


Posted on Jun 15, 2016



現在、アデコタイランド ジャパニーズディビジョンには3名の日本人コンサルタントが所属しております。今回の記事では、ディビジョンマネージャーである前田健太さんにインタビューを行いました。


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前田健太 / Kenta Maeda

1986年にアメリカのニュージャージー州で生まれ高校1年の時に日本に渡る。同志社大学を卒業し、新卒で入社した証券会社にて2年、その後転職し人材系の会社にて1年半程勤める。2012年7月に渡タイしアデコタイでの勤務を開始。


チームのお父さんのように(笑)マネージャーとしてチームを率いる健太さんに、タイ移住を決めた理由やタイでの生活について訊きました 。インタビューおよび本記事の作成はインターンの碓井詩織が行っております。

 

移住先にどうしてタイを選んだのか


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けんたさんがタイ移住を考えられたきっかけは何だったのでしょうか?
旅行ですね。社会人になってからで割と遅咲きではありますが、いろいろと旅行しまして、タイもその旅行先の一つでした。

旅行をされてここに住もう、と思われた訳ですか?
そうですね。実は旅行でタイに来るまでは海外就職という明確な目的意識はありませんでした。当時証券会社に勤めていたのですが、扱っている金融商品に組み込まれている物が海外の株や債権が多く、その中でもBRICsだのVISTAだのNEXT11だの言いながら勉強をしているうちにいわゆる新興成長国に興味を持つようになりました。単純に好奇心から旅行をし始めた訳なのですが、タイに来た瞬間、ここに住みたい!と思いましたね。ミイラ取りがミイラになる、みたいな?(笑)

そうだったんですか。いろいろな国を周られたとおっしゃっていたのですが、そんな中どうしてタイだったんでしょうか?
一言で言うと“直感”です。理由を上げ始めるときりがないと思うのですが、一番居心地が良かった、というのが素直な感想です。あとタイに限った話ではないのですが、僕実は乾燥肌がひどくて、冬になるといつも肌がボロボロになっていたんです。新卒で入った会社で初めて迎えた冬にタイを含むアジアの国を2週間ほどかけて周ったのですが、滞在中荒れていた肌が徐々に回復していったのがすごい嬉しくて、地味ではありますが僕にとってはタイでの就職を決意する上で大事なポイントの一つでした。あとはやっぱり日本での閉塞感みたいなものを潜在的に感じていて、飛び出したい!と思う気持ちが後押しした、というのも多分にあると思います。

 

 

タイで生活する、働くこと


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ずばり、タイは住みやすいと感じますか?
住みやすいですね。私は世界で一番日本人にとって住みやすい国だと思っています。事実毎年外務省が公表している日本人長期滞在者の数はタイは常に上位に食い込んでいますし、全体人口に対する日本人の割合は少なくともアジアではナンバー1なんじゃないでしょうか。つまり文字通り長期滞在したい国なんだと(笑)あとコミュニティが大きいからこそ日本人が尊重されるようになったり、日本人向けのサービスが拡充していったり、と、にわとりとたまご的な感じで住みやすいからたくさんの方が住み、たくさんの方が住むからすみやすい、みたいなところはありますよね。

なるほど。ちなみに具体的にどの様な点で住みやすいと感じますか?
もちろん色々とあるかと思うのですが、その中で大きな理由の一つはタイ人との相性の良さだと思います。その理由は仏教国である、ということが思いのほか大きいと思います。ベースにある思想が同じである為、親和性が高いのかなと。個人的にはタイ人はすごい穏やかな人が多い、というのと、タイ語の発音が柔らかくかわいらしい、というのが好きですね、一緒にいてストレスにならない、というのは大事だと思います。この適度にゆるい空気がなんとも言えないですね。すごく落ち着きます。海が好きなのできれいなビーチが多いのもポイントが高いです。。。と理由を上げ始めるときりがないですね。。。。

ではタイで仕事をする、という点に関してはいかがでしょう?
キャリア的な観点から言っても我ながらタイ就職は良い判断だったと思います。日本人にとってはたくさんチャンスある良い国だと思います。例えば今の会社で私は日本人部門のマネージャーとして全てを任せてもらっている訳なのですが、お恥ずかしい話私が日本で働き続けていたら今のようなポジションにはなれていなかったと思います笑。頑張りを評価して頂いた訳ですが、すごく有難いお話です。
タイは日本ほど色々と整備されていないため、不便な側面もあるのですが、それは見方を変えるとチャンスが多く眠っている、という側面になる訳です。国の伸びしろがある、とはこういう事を指すんだな、と思いました。

 

 

今はタイを出る理由がない


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移住5年目に突入をすると伺っているのですが、今後もずっとタイにいらっしゃるんですか?
そうですね、寒いのはもう勘弁ですね(笑)というのは半分冗談で、もちろん人生何が起こるか分からないので10年後20年後30年後どうなってるかは予想が付かないですが、今の時点ではタイを出る理由がそもそもないですね、これからもずっとタイにいる予定です。

日本に帰りたい瞬間はありませんか?
帰りたいとは思わないのですが、冬場の温泉はたまに恋しくなりますね!タイにも温泉はあるんですが、僕の場合雪景色の中震えながら入る温泉が好きなんです。

しばらくはタイの暑い温泉で我慢ですね。ありがとうございました。

 

 

編集後記


発展段階の市場というチャンスに囲まれた状況でばりばりとお仕事をされながら、普段はちょっとゆるゆるした空気感の中で生活をされている、そのバランスが上手く釣り合っているのではないでしょうか。どちらも充実していることで相乗効果があるのかもしれません。けんたさんにタイという国がしっくりときているのをひしひしと感じるインタビューでした。

 

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インタビュー風景

 


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