海外転職で求人情報を詳しく聞く前にやるべきたった1つのこと
みなさん、こんにちは。アデコの多田です。今回は、よく求職者の方から頂く質問に対してお答えをしたいと思います。よくある質問とは、「求人について詳しい情報を教えて下さい。」と、言うものです。求人票をお渡しした方から、「詳しい情報を教えてください」とご連絡があった場合は、私はいつも質問に回答する前に次のようにお伝えしています。
「まずは履歴書を先方に出してみませんか」と・・・。
その提案の裏にある意図について、本日はお伝え出来ればと思います。
1、企業からの返答は、候補者によって変わる
当ブログでは何度かお伝えしているかと思いますが、
求人情報は応募する人に応じて変化することがよくあります。企業も良い候補者を確保するためには、手当てを多く出してでも採用したいと考えるものです。過去にあったケースでは、もともと予定になかった住宅費支給をしたケースや、健康保険のランクアップなど様々です。
履歴書を出さずにクライアントに質問をしても、クライアントも候補者がどんな人なのか分からないまま回答することになるので無難な回答しか出来ません。無難な回答とは、つまり求人票にある内容のことです。これでは、堂々巡りですよね・・・
2、企業がどれだけあなたを採用したいか、その度合いがわかる
履歴書を添えて質問をすることで、企業の回答が明確になります。「○○という条件でも良いなら、面接をしてみたい。」や、「福利厚生/給与に関しては、応相談で構わないので、是非お話を聞かせて欲しい」などの
具体的な反応が返ってくることが多いです。これらのフィードバックから、企業のあなたへの本気度合いがわかります。
履歴書を送らず質問だけをした場合、企業も具体的にイメージができないので、漠然とした返答しかないでしょう。そこから履歴書を出すかどうか検討をしても、時間がもったいないだけですよね。履歴書を出すことによって、選考のスピードを早めることもできますし、フィードバックも確認しながら就職活動を進めることができます。
3、質問があるということは、あなたが興味を持っている証拠
当たり前のことですが、質問があるということはその企業や求人に興味があるということ。興味があるならば、一度、企業の話を伺えるようアプローチしてみるべきです!!
アデコが候補者の方にお渡ししている求人票ですが、企業から頂いた情報の全てを載せています。企業が一般的に必要充分だと思われる情報を掲載していますが、それ以上の情報が必要な場合は、ケースバイケースなので載せられない場合が多いです。興味があり、知りたいことがあるのであれば、面接に行く理由は充分に揃っています。
もともと、
面接とは企業とマッチングを見る場所であって、会社に自分のことを見てもらいながら、候補者にとっても企業を知る機会です。会社を知った上で、自分に合わなければ、マッチしないとして断ってしまうべき場所です。自分にマッチするかどうかは自分自身の目で確かめてもらいたいので、履歴書を出し、面接に進んでもらえればと思います。
海外就職を成功させるには、履歴書をまずは出してみることが大事
どうしても履歴書を出してみる前に、知りたいことがある時はコンサルタントまでお気軽に御相談ください。その際は具体的な質問をお願い致します。漠然とした質問には漠然とした内容でしかお答え出来ないことがほとんどです。前述のようにケースバイケースですという回答になってしまいます。また、質問をする際のコツとしては、どうしてその情報が知りたいのかということも重要です。企業担当者に確認をさせて頂く際に、理由や経緯がない場合、担当者の方が「どうしてそんなことを聞くのだろう?」と不思議がられる場合がほとんどです。どうしてその質問があなたにとって重要なのかが伝われば、親身に御相談に乗ってるくださることは多いです。ご相談をされる際は、具体的な質問とその理由をご準備頂けますと私たちも全力で対応させて頂きます。
履歴書を出すことで得をすることはあっても、損をすることはありません。質問があるということは、面接で話を聞いてみるには充分な理由だと思います。よりスムーズに効率的に海外就職を進めるためにも、質問を投げかけるよりも履歴書を投げてみることの方が大事だと思います。