バンコク近郊の絶景スポット「エラワン博物館」inサムットプラカーン
皆さんは、BTSベーリン駅から程近いバンコク近郊の「エラワン博物館」をご存知でしょうか?タイの主要な観光地には大方行きつくしてしまった…、日本人にはあまり知られていない知る人ぞ知るタイ観光スポットに行きたい…という方に必見!!今日は巨大な象や荘厳な仏堂が見られる絶(珍)景スポット「エラワン博物館」をご紹介したいと思います。
「エラワン博物館(Erawan Museum)」とは?

エラワン博物館(ErawanMuseum)は、タイの大富豪であったレック・ウィリヤパン氏が創設し、彼の意思を受け継いだ親族によって2002年に完成されました。彼が集めた美術品やアジアの宗教・精神文化を現代の人々に伝えるというのが目的だそうです。この博物館で是非見てほしいのは、頭が3つある象、それを支えるピンク色のドーム、そして様々な像と緑にあふれた庭園です。ドームの中は仏教・キリスト教・ヒンドゥー教などが融合した寺院となっており、それぞれの特徴が生かされた美しい光景を見ることができます。
入口付近
タクシーから下りて早速博物館の敷地内へ。エラワン博物館のアーチをくぐり、中に入るとまず目に飛び込んでくるのは遠目に見える象!なんともシュールです。これは近づくとかなり大きそうだな・・・と期待も高まります。

こちらのアーチをくぐって博物館の敷地内へ。

敷地内に入るとまずは橋があります。多くの人がここで写真を撮っていました。奥の方に見える象に期待が膨らみます。
チケット購入
まずはチケットを購入しましょう。入口を入って右側にチケットカウンターがあるため、そこでチケットを購入します。私は朝一から訪れたため、400THBかかりましたが17:00以降に行くと200THBと半額になります。結構お値段張りますがカードは使用できないためお気を付けください。ネット予約だと300THBになるため、そちらで事前に購入するのも楽だと思います。チケット代に音声ガイドも含まれているので詳しい説明が聞けそうです。

こちらがチケットカウンター。

09:00-17:00は大人400THB、子供200THB(※6-14歳)。若干高いですが、音声ガイド付きなので良しとしましょう。

チケットと音声ガイドの引換券をもらえます。

チケットカウンターの向かいに音声ガイドをもらえる場所があります。言語は、英語/中国語/韓国語/ロシア語/タイ語の中から選べます。

音声ガイドを引き換える際には、IDカード/パスポート/1,000THBのいずれかを預けておく必要があります。音声ガイド返却の際に、返してもらえる模様。私はパスポートのコピーしか持ち合わせていなかったのですが、そちらでも大丈夫でした。

音声ガイドをゲット。各場所に番号が振ってあるようで、聞きたい場所の番号をいれ再生ボタンを押すだけ。
早速「エラワン博物館」の敷地内を探索!!
奥に進みカウンターでチケットを渡して、早速中へ。入ってすぐ見える象がものすごく気になっていたのでまずはそちらに向かいます。

館内マップ。そんなに広くないので、2時間もあれば回りきれます。

こちらに書かれているのが象の下のドームと象の内部にあるメインの展示。順番に回って行きたいと思います。
象の像
近くで見ると象はものすごく大きく、圧倒されました。象のみの部分でいうと、高さ29メートル、幅12メートル、長さ39メートル、重さ250トンとなっています。作るのも相当大変だったようで、1994年に製作がスタートし、象のみの完成に4年かかったそうです。この象はインド神話に登場する白い象でインドラ(ヒンドゥー教)の神様の乗り物とのこと。時には頭が33存在することもあるらしいですが、この象は頭が3つになっています。

とても目立つ象の像。写真で見るとそんなにですが、実際に見るとその大きさに驚くこと間違いなし。
地下階「SUVARNABHUMI」
早速象の下にあるドームの中に入っていきましょう。まずは地下から見て行きたいと思います。地下には、博物館建設の歴史・タイや中国の美術品の展示があります。音声ガイドに沿って中をゆっくりと見て回ります。メインの展示は「陶器」になっているため、歴史を振り返りながら様々な時代の陶器を見ることができました。ちなみにこちらの地下階は「地下世界」をあらわしているとのことです。地下は涼しいのでクールダウンにも丁度よかったです。ここでは写真撮影は禁止されていますのでお気を付けください。

この奥に地下階につながる扉があります。博物館の敷地に入ってまっすぐ進むと現れます。
ピンク色のドーム「EARTH」
地下から出た後は、ピンク色をしたドーム内へ向かいましょう。ドームの周りは水が流れていて、ハスの花を流してお祈りしている人もいました。入口で靴を脱ぎ、入場の際チケットと交換した「Visitor」の名札をスタッフの人に渡してあがります。目に飛び込んでくるのは荘厳な彫刻と美しいステンドグラス!!入口付近で立ち止まって思わず息を呑みました。ちなみにこの階は「人間界」をあらわしているそうです。

ドーム入り口横には、お祈りをしてハスの花を流すための場所が。

ドーム向かいで、ハスの花をもらうことができます。

こちらはドームの入口。

ドームに入って最初に飛び込んで来るのがこちらの光景。圧巻です!!ぐにゃっとした階段は左右ピンクと白で色が違います。

中央には仏像が。多くのタイ人がここで膝を付きお祈りをしていました。

ぐにゃぐにゃの階段。上るのは少し怖いです。

こちらのステンドグラスはドイツ人の方が作成したそう。近づいてみると、様々な国の名前が書かれています。
最上階(象の内部)「COSMOS」
ぐにゃっとした階段を上るとさらに螺旋階段が!この螺旋階段かなり長いので、横にはエレベーターもついています。ただ、螺旋階段を上る途中の壁がとてもきれいなので、是非自力で上ることをお勧めします。螺旋階段を上ると、外の様子が見られる窓があり、その奥の階段をさらに上るとメインの仏堂があります。仏堂は青色の壁に描かれた星座に囲まれていて神秘的。その雰囲気にまたも圧倒されてしまいました。この階は、「天上界」を表しているとのこと。

この螺旋階段を上っていきます。結構長いです。上っている人はみな息が切れていました。

螺旋階段横のエレベーター。体力に自信の無い方はこちらへ。

螺旋階段を上る途中の壁の絵。

螺旋階段の上まで上りきると天井に花が。

螺旋階段を上がった先で、外の様子を見ることができます。

象のお腹部分からの景色です。

螺旋階段のさらに先にある階段の向こうは青色の壁と星座に覆われた空間が。中央にメインの仏像があり、左右には歴史ある仏像が並びます。(左右の仏像は撮影禁止)

階段を上った先の光景。なんとも神秘的です。こちらでも多くのタイ人がお参りをしていました。

ハスの花に囲まれたタンブンBOX(お布施用の箱)。お札が飛ばないように、5/10バーツコインが上に置かれています。
ドーム周辺の庭園「HIMMAPHANT GARDEN」
ドーム内をじっくり見学した後はもう一度外へ。ドームの周りは庭園になっています。庭園では、池の周囲にたくさんの木が綺麗に植えられている様子をベンチに座って楽しむことができ、非常にリラックスできる環境でした。池や芝生の上には様々な像が設置されているので、それを一つ一つ見て回るのも面白いです。こちらの庭園は、インド神話に出てくるメル山を囲む伝説の森をモチーフにしているようで、ナーガという頭がたくさんある蛇や音楽の神キンナラなど伝説上の生物の像があちこちに置かれています。

こちらが庭園。池の周りは緑で囲まれています。

噴水もあります。見ていて涼しげです。

要所要所にベンチがあり、緑の下で休憩もできます。

お散歩にはもってこいです。日陰になっているので、それほど暑くはありません。

この辺はなんだかジブリっぽい。

溢れんばかりの緑。

庭園にある像の紹介①

庭園にある像の紹介②
忘れちゃいけない「ViewPoint」
ドーム入り口の向かい側には、象の写真が綺麗に取れるフォトスポットがあります。地上で写真を取ると全体が綺麗に写らない&首が痛いので、「Viewpoint」から写真を撮ることをお勧めします。表示があまり目立っていないので、つい通り過ぎそうになりますが、最後に記念撮影するのをお忘れなく。

ドーム入り口の向かいに小さな「Viewpoint」の表示があります。階段を上って行きましょう。

「Viewpoint」からは象とドームが上から下までしっかり見えます。写真にも綺麗に収まりますよ!
出口付近のお土産屋さん&軽食
博物館を十分満喫したところで出口へ向かいます。出口の手前にはお土産屋さんがあります。見てみるとほとんどが象に関連するお土産でした。

定番の象のキーホルダー。30-100THB程度。

象のポーチなど。Narayaっぽいのも混じっていますね。

出口付近には軽食を買える場所がちらほら。

カフェもあります。

テラスのようなところでご飯を食べたりお茶したりできます。結構おしゃれ。

特に池近くの席がオススメ。風情があります。
知る人ぞ知る絶景スポット、それが「エラワン博物館(Erawan Museum)」
バンコクの主要観光スポットに行きつくしてしまい、休日暇だなと思っていらっしゃる方には是非オススメしたいスポットです。所感ではありますが、ワットプラケーオやワットポーなど、主要観光スポットと同じくらいの感動が味わえました。バンコクからすぐ近くにある絶(珍?)景スポット、是非次のお休みに訪れてみてはいかがでしょうか?
「エラワン博物館(Erawan Museum)」基本情報
場所/地図
99/9 M.1 Bangmuangmai, Samut Prakan, 10270
行き方/アクセス
①BTS+タクシー
BTSベーリン(Bearing)駅3番出口から出てすぐの場所に、タクシーが沢山止まっています。そこでタクシーを拾い10分程度で到着します。(混んでいる時は20分程度。)「パイ チャーン エラワン(※パイ(行く)/チャーン(博物館))」と言うと、連れて行ってくれます。(エラワンというだけでわかってくれる人もいます。)
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BTSベーリン(Bearing)駅3番出口から出る[/caption]
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道路脇にはタクシーが沢山並んでいるため、ここでタクシーを拾いましょう。[/caption]
②BTS+ベーリン(Bearing)駅からのシャトルバス
BTSベーリン(Bearing)駅-エラワン博物館-ムアンボーラーン(タイの文化遺産を集めた広大な遺跡・建築テーマパーク)をつなぐシャトルバスも出ているようです。(※2016年10月29日-2016年11月27日まではシャトルバスサービスを一時休止中)
※土日のみ。祝日は運行していません。
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③バス
102, 507, 511, 536番のバスに乗ってください。
営業日時
無休 09:00-19:00
(チケット売り場が18:30で閉まるため、入場は18:30まで)
入場料/料金
以下いずれも音声ガイド(英語/中国語/韓国語/ロシア語/タイ語)付。
当日博物館でチケットを購入する際には、カードは使用できないためお気を付けください。
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※エラワン博物館公式サイトのチケット予約ページからオンライン予約が可能です。
公式SNS/WEBサイト
【公式サイト】エラワン博物館
駐車場
有(駐車場から博物館までは、小型の車みたいなもので運んでくれます)
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駐車場-エラワン博物館間を送迎してくれる小型の車(無料です。)[/caption]
メールアドレス
info@ancientsiam.com
電話番号
0-2308-0305